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9月15日 石巻日帰り防災研修

久しぶりの更新となりました。佐々木です。
本日は、SAVE IWATEの活動から少し離れて、9月15日に私が参加した「石巻日帰り防災研修」について書きたいと思います。

「石巻日帰り防災研修」は、山形大学・東北芸術工科大学・青山学院大学の学生有志による復興支援チーム「START」と石巻専修大学の共催で行われました。当日のスケジュールはこんな感じです↓

石巻日帰り防災研修 スケジュール

私はこれまで宮古市田老~気仙沼市を一通り巡りましたが、石巻市や女川町を訪れるのは初めてでした。
また、この防災研修の見学先には、大川小学校や門脇小学校も入っています。大学で教育を学ぶ私としても、興味深い研修になりました。

この研修への参加者は計20名ほど。学生や教員、校長先生等、防災や教育に関心を持つ人たちが集まりました。

朝9時にバスで仙台駅を出発し、まずはじめに訪れたのが、大川小学校です。大川小学校では、全校生徒の7割が死亡または行方不明になりました。
大川小学校に関する詳細は以下のリンク先をご参照ください。
大川小学校について

津波は、2階建ての校舎を全て飲みこみました。
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校庭には、私の母校の先輩、宮澤賢治をモチーフにした卒業記念制作がありました。
「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」という賢治の言葉もしっかりと刻まれていました。
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印象に残ったのは、校舎のすぐ近くにある堤防です。高さは4~5メートル。私はこの堤防を前にして、「堤防が目隠しになり、川を津波が遡上する様子が見えなかったのではないか?」と思いました。色々な報道で大川小学校のことを知っていたつもりでしたが、現場に行って初めて気づいたことでした。

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その後は雄勝地区で、現地の方から被災直後のお話しを伺いました。
「とにかく情報がなくて大変だった。他の避難所の情報も分からない。住民自らが情報を取りに行かなければならなかった。」ということを繰り返し強調されていました。
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次は、女川町へ。中心部は更地になっていました。
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実は、私がこの写真を撮影した地点も津波に襲われています。この高台には町立病院があるのですが、津波は町立病院の1階天井まで押し寄せました。
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下から見れば、その高さは歴然。病院は海抜16メートルの高台に立っているはずなのですが・・・。
津波の威力に、無力感を感じるしかありませんでした。
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お昼は女川町で天丼を食べ、笹かまぼこの工場を見学して、石巻へ。
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再び石巻市に入り、津波と火災に襲われた門脇小学校に向かいました。ここで地元の方からお話を伺います。この地区は、震災前のハザードマップで50cmの浸水が想定されていたそうです。想定の高さが高くなかったこともあり、津波がここまで来るとは誰も思っていなかった、と地元の方はおっしゃっていました。津波に関する防災訓練も行っていなかったそうです。

門脇小学校は周囲より数メートル高台にあるため、たくさんの住民の方々が避難してきました。校庭にあった100台以上の車は津波に飲まれ、その後炎上。それでも、門脇小学校の児童は裏山に逃げ、無事だったそうです。

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高台の日和山から見る石巻市街。更地が広がります。
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帰りのバスの中では、参加者の1人1人が1日を振り返り、感想を述べました。

「現場を見ることの大切さを感じた。」
「自分が見たことを持ち帰り、周りの人たちに伝えていきたいと思う。」
「北海道から参加したが、北海道に帰って自分が学んだことを伝える必要があると思う。」

参加者の皆さんは、真剣な表情で、感想を口にしていました。
仙台駅に到着したのは18時30分過ぎ。充実した1日が終わりました。

私はこのツアーに参加して、「適切な避難行動を取る難しさ」を実感しました。

約20メートルの高台にも、津波は押し寄せる。では、どこまで逃げれば安全なのか?
ハザードマップで被害が想定されていない場所にも、津波はやってくる。では、何を信じたらいいのだろうか?
被災した現場を歩きながら、大きな問いを突き付けられたような気がしました。

10月以降は、卒業論文の執筆のため、岩手と東京を往復する日々になりそうです。また色々と現場を回りながら、「防災」を考えていきたいと思います。



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No title

東日本大震災を忘れないためのイベント開催!!
・ ・・・・東邦大学TOHOボランティア部・・・・・

いろいろな大学の学園祭を見に行っています。そこで目に留まるのは、東日本大震災に行ってボランティア活動をしてきた写真やビデオをほとんどの大学で見ます。
すばらしいですね。若いうちから人のために何かをする!「無償の愛」これが精神文明・愛の文明ですね。21世紀のあるべき姿ですね。
それにひきかえ、政治家達の権力争いばかり、国民のことも忘れ・東日本大震災で、いまだに数百万人が大変な思いをしているというのに、恥ずかしくないのか、国会議員!!

すばらしいイベントを東邦大学のTOHOボランティア部が企画しました。東日本大震災を忘れないためのイベントを企画したそうです。
全国の大学のボランティアサークル・国際協力・国際貢献のサークルで東日本大震災でボランティアをしたサークルの方々、東日本のマスコミ・震災地域出身の芸能人の方々、協力をお願いいたします。

イベントは以下のとおりです。
2013年3月10日(14時から17時)
秋葉原ハンドレッドスクェア倶楽部
参加費 500円(税込み)
http://kokucheese.com/event/index/60807/

東邦大学TOHOボランティア部
http://camp.toho-u.ac.jp/club/index.php?camp_no=nc&no=100&opt=view

多くの方々に参加していただき、大きな動きにして行きましょう。皆さんつながって行きましょうね。

21世紀は精神文明です。ギブアンドギブの世界・WIN-WINの世界・ワンワールド・ワンピープルの世界・
誰にとってもうまくいく世の中・地上の楽園・地上天国・理想の世界が21世紀に来る世界です。楽しみですね。
プロフィール

一般社団法人SAVE IWATE東京支部

Author:一般社団法人SAVE IWATE東京支部
2011年10月に設立。復興応援グッズの販売会を中心に、東京から復興支援活動を行っている。

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